ビチオンとはどのような成分ですか?
ビチオンというのは、かつては「ビタミンH」と呼ばれていたもので、炭水化物や脂肪、たんぱく質の分解や合成にかかわる成分であり、ビタミンB群の一種です。
ビチオンが含まれているものは?
ビチオンは、レバーや卵黄、大豆、マッシュルーム、バナナ、ビール酵母などに多く含まれています。
ビチオンが不足すると?
ビチオンは、不足することは滅多にありませんが、卵の白身を生で大量に食べると、白身に入っているアビジンというたんぱく質がビチオンにくっつき、体に吸収されにくくなります。
そして、ビチオンが欠乏すると、皮膚炎や結膜炎、貧血などが起こります。
ビチオンの摂取量は?
1日当たりの摂取目安量にビチオンが10〜500μg含まれている食品には「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められています。
ビチオンの日本人成人の1日当たり栄養所要量は、男女とも30μgで、授乳婦は5μgを追加します。
なお、許容上限摂取量は特に定められていません。 |