ビタミンB1とはどのような成分ですか?
ビタミンB1というのは、でんぷんなどの炭水化物を分解してエネルギーを取り出すのに必要なビタミンです。
ビタミンB1は、体内でピロリン酸が2個結合したチアミンピロリン酸(TPP)になり、解糖系やTCA回路(エネルギー産生回路)で働く複数の酵素の補酵素になります。
ビタミンB1はどのようなものに含まれていますか?
ビタミンB1は、食品では、豚肉、米ぬか、ゴマなどに多く含まれています。
ビタミンB1の効用は?
ビタミンB1は、不足すると力がわかずに疲れやすくなったり、脚気になることもありますし、多量にお酒を飲む人では吸収率が下がりますので、意識して摂取した方がよいとされています。
ビタミンB1の摂取量は?
1日当たりの摂取目安量にビタミンB1が0.3〜25r含まれている食品には「保健機能食品」(栄養機能食品)の表示が認められています。
また、日本人成人の1日当たり栄養所要量は、男性が1.1r、女性が0.8rで、妊婦は0.1r、授乳婦は0.3rを追加します。
なお、ビタミンB1の許容上限摂取量は、特に定められていません。 |