シソの実油の有効成分は?
シソの実油に含まれるα-リノレン酸というのは、多価不飽和脂肪酸の一種であり、体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変換されます。
また、リノール酸とα-リノレン酸は、多価不飽和脂肪酸の代表的なものですが、これらはバランスよく摂取することが大切です。
しかしながら、一般的には、α-リノレン酸のほうが不足しており、リノール酸の摂取を減らしてα-リノレン酸を増やすことで、アレルギー反応を抑えることができるというデータが報告されています。
シソの実油の研究について
シソの実油の研究では、アレルギー疾患の患者において、α-リノレン酸が、白血球からのロイコトリエンなどの分子の放出を抑えることが示唆されています。
また、基礎研究においては、シソの実油を投与することによって、乳ガンや腎臓ガン、大腸ガンなどの予防効果が示されているようです。 |