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トコトリエノールの動脈硬化・ガン細胞増殖抑制について

トコトリエノールの動脈硬化抑制作用について

トコトリエノールによる動脈硬化の抑制作用は、次のような複数の働きの組み合わせによると考えられています。

■LDL(悪玉)コレステロールの酸化防止
■HMG-CoA還元酵素の抑制によるコレステロール低下
■血小板凝集抑制作用

さらに、トコトリエノールが血中リポタンパク質を低下させることも報告されており、これも動脈硬化の抑制に働きます。

ヒトの研究について

ヒトを対象にした研究では、トコトリエノールにより内頸動脈の動脈硬化病変が退縮したという報告があります。

関連トピック
トコトリエノールのガン細胞増殖抑制作用について

トコトリエノールには、ガン細胞の増殖を抑制するというデータもあります。

具体的には、トコトリエノールがエストロゲン陽性とエストロゲン陰性のヒト乳ガン細胞を抑制することが報告されています。

ただし、トコトリエノールの抗ガン作用についての詳細については、いまだ明らかにはなっていません。

なお、トコトリエノールがガン細胞のアポトーシス(細胞死)を誘導するという仮設もあります。


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