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肝油エキスの成分と働きについて

肝油エキスの有効成分は?

深海サメの肝臓というのは、体重の25%を占めるそうですが、深海サメ肝油エキスの有効成分は、次のようなものとされています。

■スクワレン
■アルコキシグリセロール
■ビタミンAやD
■各種の脂肪酸...など

なお、これまでに、50種類以上の脂肪酸が同定されています。

肝油エキスと腎臓ガン・膀胱ガン

基礎研究においては、深海サメ肝油エキスが、腎臓ガンや膀胱ガンなどにおける血管新生を阻害することが示されています。

関連トピック
アルコキシグリセロールにはどのような働きがありますか?

肝油エキスの有効成分であるアルコキシグリセロール類は、血小板活性化因子の産生を促進します。

また、白血球の1つである免疫系に関与するマクロファージを活性化することによって、免疫力を高める作用が示唆されています。

さらに、アルコキシグリセロールは、白血球や血小板を増加させる作用をもっています。これらの作用があることから、肝油エキスが、ガンの放射線治療に併用されてきました。

スクワレンの働きは?

肝油エキスの有効成分であるスクワレンは、保湿作用など皮膚を保護する働きがあり、ヒトの皮膚に浸透する機能が示されています。

なお、スクワレンは、サプリメントだけでなく、化粧品の成分にも用いられます。


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