ビタミンDの効用は?
ビタミンDには、次のような機能があります。
■消化管からのカルシウムとリンの吸収の促進
■骨からのカルシウムの動員
■骨へのカルシウムの沈着促進
■骨の再構成・形成の促進
■腎臓におけるカルシウムとリンの再吸収の促進
ビタミンDの機能は?
体内に吸収されたビタミンDは、肝臓や腎臓で活性型ビタミンDに変化しますが、ヒトの皮膚には、プロビタミンD3が存在しますので、紫外線の作用でビタミンDに転換されます。
また、活性型ビタミンDは、消化管からのカルシウム吸収や、腎臓尿細管でのカルシウムの再吸収を促進し、血液中のカルシウムを骨の形成・再構成に利用します。
さらに、体内でカルシウムが不足した状態では、骨のカルシウムを動員して※、血液中に足りない分を補うのですが、このとき、ビタミンDは、カルシトニンや副甲状腺ホルモンなどと協同して働きます。
※血液中に溶け出させるということです。 |